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がめついチベット商人たちだから、トレッカーの行く所、どこにでもついてくる。
英会話は学生たちよりも夕食前、サーダーが同行のシェルパ6人、キッチン(炊事係)6人、ポーター頭を並べて、1人ずつ紹介する。
ポーターは多いので紹介できないが、30数人もいると聞いてみんなびっくり。
それもそのはず、テント、寝袋、炊事用具、食料、食堂用のテーブルといすなど、トレッカー用の物資だけでなく、シェルパやキッチンの分まで加えると、かなりの物量で、平均1人で40キロほどかつぐ。
自然保護のため、炊事用には薪の使用が禁止され、ガソリンか石油のコンロが使われる。
キャンプファイヤーにも薪の使用が禁止された。
かって森林乱伐によって、山崩れや水害による被害が各地で多発したためだ。
夕食が終わると村人やシェルパ、ポーターたちが集まり、太鼓のリズムに合わせて民謡や踊りが始まると、みんなも参加して夜のふけるのも忘れた。
翌朝、北東の方角にマチャプチャレが、逆光のなかシルエットで浮かんだ。
山頂の2つのピークがくっきり2つに分かれ、ポカラからでは、2つのピークが重なって1つに見えていた。
この山はネパールで最も美しい山といわれ、周辺の住民たちの信仰の対象とされ、山頂を踏んではならないとされている。
1957年、英国隊は頂上寸前で引き返したといわれているが、その真偽のほどは不明だ。
一体どこに登るルートがあるのか、と思われるほど急峻なピークである。
2日目は車で来た道の北側の尾根筋を、東へと引き返すようなコース。
登り下りの繰り返しが続く。
この道も古くからの街道筋で、石の階段状の道がほとんどだ。
村にさしかかると、家と家の間の狭い通路をすり抜けるので、家のなかがまる見えだったりする。
段々畑では村人たちが、ジャガイモ、トウモロコシ、アワ、ヒエ、麦などの手入れをしながらも、「ナマステ」と必ずあいさつを送ってくれる。
写真を撮る人、花を観察する人、シェルパ相手にネパール語の会話を勉強する人、民謡を習いながら歩く人など、それぞれ各自で楽しみながら進んでいく。
疲れも忘れる爽快な気分だ。
先回りしたキッチンの連中が用意してくれた、出来たての温かい昼食のうまいこと。
午後3時頃、今日のキャンプ地の広くてゆるやかな斜面に到着。
ポタナ村の村はずれにあって、正式名はツルーカルカといい、標高2300メートル。
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